アンバランス大国・中国

9月30日中国・桂林空港に降り立つと甘〜いキンモクセイの香りが歓迎してくれた。この花中国名が桂花といい、秋になると街中に咲き乱れることから桂林の地名がついたという。


中国は北京、南京、上海などへは訪れたが、あれだけの広い国だから行ってみたい所はまだまだたくさんある。その筆頭が「山水画の世界」の桂林だった。セントレアから上海、広州で乗り継ぎ少数民族、広西壮族の自治区桂林にたどり着く。


ご近所さん夫婦と一緒にツアーに参加。ご主人が現役の中国出張族なので言葉は堪能。フリータイムの有効な過ごし方が出来て心強かった。10月1日が国慶節(建国記念日)でこの週は中国のゴールデンウィーク。街も観光地もものすごい人出。これは、事前調査不足だった。


            ● アンバランス大国中国

沿海部(都市部)と内陸部(農村部)の貧富の格差をはじめとして、随所にアンバランスが散見される中国。



片側4車線以上もある広い道路、電線は地中化。カルスト地形が生み出した景観を損なわないように建物の高さは統一されている。どこから見ても近代的な都市の風景。



中国の生活様式と言ってしまえばそれまでだが、これが朝食風景。暗い店の中で食べる者、外のテーブルで、テーブルなしで腰掛けて、立ったままで。朝6時ころ、ウォーキングの途中でカップラーメンを食べながら出勤する者を4人も見かけた。露店のおばさんの秤は天秤ばかり。同じ街の中でなんとまぁ〜アンバランスのことか。