奇跡の生還

ついに「奇跡の生還」が実現した。チリの鉱山事故で地底に閉じ込められていた33人。救出成功のカギは色々あるだろうが作業員の連帯感、そしてそこに導いたリーダーの資質が大きくモノをいったということは見逃せない。


それにしても、この救出劇を地底からの画像も交えて世界中がリアルタイムで「希望」にあふれた感動場面に酔いしれたほどの技術力があったら、事故から17日間も作業員の安否が不明のような事態を防ぐ措置を講ずることができなかったか?とか落盤事故防止策を講ずることができなかったかと疑問を持つのは自分だけではないだろう。


安全対策の費用は長期的に見れば利益を生み出すだろうが短期的には生み出しにくい。こんなところから疎かになってないだろうか?


<きょうの一枚>  地底の竜宮城。  桂林 芦笛岩鍾乳洞

不安の中での69日間の地底の避難所暮らしとは対照的な地底の竜宮城。竜宮城の手前は幼稚園の運動場ほどの広場になっており地底のコンサートも開かれるとか。