餅は餅屋

先日の神社の秋祭りの反省会でのこと。一番大変なのが「餅投げ」用の餅づくり。180kgのもち米を蒸す、餅つき、丸めて乾燥、6千個の袋詰めを大量動員してする。世代交代もしたから、もうそろそろ「餅は餅屋」でとの意見がちらほら出始めた。

 10/17 豊田:緑化センター
きょうのデジカメ撮影術の講座、秋らしいこの写真を提出したら「セイダカアワダチソウとススキ」かと言われてしまった。「オミナエシとススキ」なのに。


今、法曹界でも「餅は餅屋」の議論で沸いているようだ。裁判員制度がスタートして1年以上経った。いくら国民目線で法の裁きをするといっても素人の裁判員が被告を前にして「あなたは死刑だ。死んで罪を償ってもらう。」などというのは酷ではないか。ここは「餅は餅屋」専門家に任せるべきでないか?


一方、検察審査会小沢一郎衆院議員を起訴議決をして彼は被告人になった。これに対して元裁判官の友人が多治見のコミュニティー紙に投稿していた。同級生たちからは文章が難しすぎるとブーイング。簡単にいえば、素人の検察審査員は匿名のままである。審査員も起訴する以上は匿名は許されない。起訴して無罪になった場合国家賠償の対象となるから責任を明確にするため当然署名が必要になる。署名のない起訴状では人民裁判のリンチになりかねない。 と暗に素人では無理なことほのめかしている。

 10/19 三好丘
ウォーキングコースにあるセイダカアワダチソウの群生地。そういえば、上の写真とよく似ている。


祭りの餅は時代の流れで「餅は餅屋」に遅かれ早かれなって行くだろう。法曹界の問題は「やっぱり、餅は餅屋」かそれとも「国民目線の法曹がスタートしたばかり、餅は餅屋に戻すことは簡単だが、この辺で運用を見直してみること」なのかの岐路に立っているのではないだろうか。