トイレの日

きのうの風もおさまり一転穏やかな日に。気持ちのよい天気に誘われるように、ウォーキングもちょっと足をのばすと珍しい光景にも出会う。丘陵地の畑の片隅に4トントラック一杯分位の牛糞が山積みとなっている。その上にキノコがにょきにょき生えている。栄養たっぷりで生育も早かろう。

 


何気なくカレンダーを見たら、きょうはトイレの日らしい。牛糞がらみでトイレのカキコになってしまった。11月10日の語呂合わせで「いいトイレ」の日としたようだ。


歴史を遡って考えてみると日本のトイレほど合理的なものはないだろう。川の上に板などで張り出しを設け、そこに穴を開けて用を足していた。いわゆる”かわや”だ。欧州ではどうだ。ベルサイユ宮殿に行ったときに聞いたが中世欧州では”おまる”のようなものに用を足し庭に捨てていたというのではないか。あの宮殿に幻滅を感じたものだ。市街地でも窓からポイ捨てをしていたようで、降りかかって来るのを防ぐためにマントができたらしい。


中国では用済みの紙を流さないで備え付けのゴミ箱に入れる方式が現地人の間では主流のようだ。、先日桂林に行ったときも川下りの船のトイレがその様式だったので下船するまで我慢していた。夏ごろに新聞で読んだ記憶がある。”日中トイレ摩擦”浅草の浅草寺では中国人観光客がトイレで紙を流さないので困っている。流すよう張り紙をしたがなかなか守られない。原因は略文字を使ってないから読める人が少なかったらしい。


トイレのルーツ”かわや”にしても現在の洗浄便座トイレにしても日本のトイレは世界に冠たるものだ。欧州でも中国でも我々庶民の利用するホテルしろレストランしろ洗浄便座トイレにお目にかかることはまずない。まさに、日本はいいトイレだ。