負担と福祉
まさか!きのうからの雨で、けさはウォーキングお休みと思って寝坊していたら止んでいるのではないか。ご一緒するご近所さんを待たせてはと急いで支度。豊田市境沿いの褐葉した木立が雨に洗われて一段と美しい。
東名高速に沿って丘陵地の稜線を歩くと、上空の東側四分の三は明け方まで雨を降らせた真っ黒な雲がまだ支配している。西側四分の一は雲が切れて間もなくこの地にも青空が広がってくることを予感させるかのような雲行きだ。刻一刻と変わる雲の形を観測していると飽きることがない。
冬雲のいつしか崩れ傘たたみ クマ
天気図の寒冷前線のマークを思い出させるような雲が次第に崩れてゆく。一瞬だが、ミッドランドスクェアの窓に映し出されるクリスマスツリーを彷彿させられる瞬間があったがシャッターチャンスを逃した。
● 来年度の税制改正で法人税率を5%下げることをきのう発表したことが大きく取り上げられていた。我々年金生活者がローンを払ってゆく当てもなく新車を買ったようなものだ。減税の財源のあてもなく発表、綱渡りだ。
それは、それとして我々年金生活者にとって一番関心事は今の政権がどういう国にしようとしているのかさっぱりわからない。高福祉、高負担の国にするのか、低福祉、低負担にするのか。
人口1億以上の国で高福祉社会が上手く機能している国はない。竹中平蔵氏がいつぞやテレビで発言していた。わが国は低福祉、低負担社会を目指すべきだ。大きな規模の社会では、より多く努力した人がより多く報われるメカニズムが必要と。
どんな方向に持ってゆくかは消費税をどうするかにかかっているような気がする。