セイダカアワダチソウ

相変わらず冷たい風の中、三好丘丘陵地の枯野沿いのウォーキング。枯野の写真を撮る場所が毎年きまっている。11月の初め頃までセイダカアワダチソウに覆われていた荒地もこの時期になると枯野と化している。2〜3年前と比べると同じ場所でも今年あたりはススキの多いのがやけに目立つ。


偶然にもおととしのきょうと同じ12月18日に同じ場所で撮った写真がPCに入っていた。この写真からははっきり分からないが、おととしの写真で白く写っているのはセイダカのワタ毛。今年の白いのは7割以上がススキ。

 ’10.12.18

 ’08.12.18



ネットで調べてわかった。セイダカアワダチソウは他の植物の侵入を防ぎ、生存領域を確保したり侵略したりする手段として、周囲の植物の生長を抑制する化学物質を出す。長い間に、自ら出す化学物質が自身にも効きはじめて衰退し、競合相手のススキが勢力を拡大してきたということらしい。



攻めているときは勢いがいいが、政権をとって守りに入ると弱みが出て競合相手にツケ入るスキを与えてしまう。セイダカアワダチソウはどこかの国の政権与党とよく似てる。生物の世界も、政治の世界も どちらも生き物だ。