七草粥

氷点下、この冬一番の冷え込みの朝、青空だが肌を刺すような北風。きょう7日は「春の七草」を入れた粥を食べて無病息災を祈る「七草粥」の日。子どもの頃は毎年正月の2日に「とろろご飯」、7日に「七草粥」、15日に「あずき粥」を食べた。もちろん、最近ウチではそんな風流なことはまったくやってない。スーパーでは「七草粥」の食材が売られているのではないかと思うが。

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茜色に染まった西の空にどこから流されてきたのか真っ黒な雪雲。日が落ちて急に冷え込み始めた。四つ池の淵を通る車にもライトがつき始めた。池の周りで遊んでいた子どもたちも三々五々自転車に乗って家路についた。冬は寒く暗くなるのが早い。
                                 

テレビのニュースでその話題が取り上げられて、あぁ〜そうだったかと思う程度になってしまった。子どもの正月の遊び、凧揚げや羽根つきの風景もまったくお目にかかることがない。車の前面に正月のしめ飾りをつけた車を見かけることもほとんどなくなった。カミさん、しめ飾りつくりの講習を受け作ってきたものを「皆がやってないから希少価値」といってきょうになってもまだつけている。


ハンバーガーチェーンや牛丼チェーンが新商品を発売し始めるとマスコミがこぞってとりあげる。古きよきしきたりや季節の行事、これらはわれわれの生活に潤いと節目を与え日常生活を彩りあるものにしてくれるはずだが、それには、あまりにも日常が不安定でセカセカしすぎているのではないだろうか。