えべっさん福男

相変わらず太平洋側お日様マークのカラカラ天気、日本海側雪だるまマークの雪模様。40年位前金沢にいた当時、太平洋側・日本海側というより表日本・裏日本の表現の方が多かった。それに対し北陸地区の政官界がこぞって、「何が裏か?日本海側こそ大陸に接して表でないか。」と論議を呼び、その後は裏日本という表現は少なくなり、暗いイメージが払拭された記憶がある。冬の天気マークを見るたびにそれを思い起こす。


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季節風に波立ち夕日にきらきら輝いている水面。桜の木はすっかり丸裸。土手の柵が沈みかかった夕日に映えて日脚が長い。寒々とした四つ池の夕暮れ。



きょう10日は旗日。一瞬、きょうは何で休みや?1月15日が成人の日と決まっていたものが、いつの間にやらハッピーマンデーに。成人式の日は変わっても、昔から10日に行われるのが西宮の初えびす。大阪時代には、”えべっさん”と隣の”成田さん”へは毎年お参りに行っていただけに、テレビで中継までする”福男”一番乗りの競走には興味がある。


当初は若いモンがこんなことに何で必死になってのめりこんでいるのか、などと冷ややかに見ていたが、歳を重ねるにつれ見方が変わってきた。目先のことだけを追い求めている薄っぺらな人間が多いこの時世、すぐには役立たないことや一見ムダに見えることを追い求めることの中に人生を豊かにする何かがあるのではと思えてきた。