教養セミナー 「胆石の話」

「いつまで続く氷点下の朝」こんな言葉も口をついて出てくる連日の寒さだ。おとといの鏡開き、神社でお下がりをもらってきたものを、つらつら眺め珍しく夫婦一致。「おふくろの”かかと”に似ている」。ひび割れた”あかぎれの手やかかと”は誰にでもあるおふくろの思い出のひとこまだろう。

 1/13 自宅
四つ池から吹き上げてくる寒風にも耐え、地味だけれど凛として咲いているビワの花


きょうから悠学カレッジの新年スタート。教養セミナーが始まった。懐かしい顔がそろってやぁ〜やぁ〜の挨拶で賑やかなことだ。第1回のきょうは三好丘在住で豊橋医療センター所長 市原透氏 の「胆石の話」


外科医として医療経営者としての体験談の方が本題の「胆石の話」より興味深かった。
● 外科手術は絵に描いたようように画一的なものでない。医師としての経験、勘、熱意があってこそできるもの。

● 人命を救うという熱意で行った手術でもうまく行かなかったら医療ミス。医師はラクではない。

● 最近の医師は使命感が欠如。当直なし、手術なし、救急なし を望んでいる。

● 医療崩壊の原因
  1.この18年間で診療報酬は2ポイント下がり、人件費は40ポイント上がっている。
  2.診療報酬には消費税がない一方で医療器具には消費税を払っている。

欧米と比べたら格段に広く国民全体に手厚く施されている日本の医療制度を支えている医師、医療機関をもっと厚遇してもいいのではないか。そのために消費税が上がることにわれわれはそう文句はいうまい。そんなことを感じた。