遣唐使

8日連続の氷点下冬日の朝。菅第2次改造内閣が発足したが、このところの天気同様お寒いかぎりだ。「最強の態勢」と威勢はいいが、一皮むけば問責をくらった2大臣の首を挿げ替えなければ国会が動かなくなるから、そのための障害物除きに過ぎないことくらい国民はお見通しだ。与党内の亀裂の修復もできないままの改造内閣の船出は寒い、寒い。


きょうの悠学カレッジは「Enjoy!世界紀行」中国編。講師は中国国際茶文化研究会の岩崎康直先生。全2回のうち1回目のきょうは「今に生きる遣唐使がもたらしたもの」古くから銘茶といわれた三種の中国茶とサーチーマーというお菓子(おこしに干しぶどう入りのあめをまぶしたような菓子)をいただきながら受講。

 サーチーマー

● およそ1,300年前の奈良時代遣唐使は20回ほど派遣された。中国側の発着港は寧  波(上海の南)、そこから都の長安まで2,000km。

● 遣唐使として派遣された最澄空海などの僧侶によってお茶が日本に伝わった。

● 茶は修業僧が疲れをとる為に広まり、禅と茶が結びつきやがて禅寺が茶園を開く。

● 遣唐使が持ち帰ったもの。茶、みかん、なす、梅、朝顔、蝋燭、綿、醤油など。

● 894年菅原道真の建議により遣唐使の派遣が中止された。



果たして”重要政策の実現”という港にたどりつけるか菅丸、決死の覚悟で寧波の港に向かった遣唐使達と同様の”覚悟”と”心意気”があるか、どうかだ。