大寒 ロウバイ

きょうは「大寒」。厳しい冷え込みが続く。この季節に似合う花はきのうのボケよりもやはり「ロウバイ」だろう。12月の終わりに農家の庭先でもう既に咲いていたが再登場願おう。

 ’10 12/29


薄黄色のアメ細工のような花びらは春の先駆けでもある。春を待ちかねて小走りになったような”あわてふためき”=”ろうばい”の感じがしないでもない。季節が前のめりでやってくるといえば、プロ野球の話題、とりわけ日本ハムの斉藤佑クンだ。このフィーバーは凄まじい。


本番を迎える前にクローズアップされ過ぎた選手は大概期待に応えられない。西武・菊池雄星、日ハム・中田翔然りだ。見事期待に応えている松坂大輔ダルビッシュにしても前述の二人にしても18歳でプロ入り。周囲の環境を理解するのに時間を費やしただろうが、斉藤は22歳でもう大人の風格が備わっている。きっと、フィーバーに”ろうばい”することなくこれを上手く消化することだろう。


網走の海では春の使者「流氷」の観測船の運航が始まったとテレビのニュースが報じていた。次の季節の足音が響いている。