何かが変わった

鈍い日差しで冷たい北風の午前中、昼下がりには風もおさまり春の日差しが戻った。そんな天気の午前中、グラウンドゴルフ。嬉々としてプレイをするジジババには北風などなんのその。「こんなに楽しんでいて、地震の被災者の人たちに悪いわねぇ〜」「義捐金を出したし、家にいたらテレビ、暖房で電気使うが少々寒いが我慢してここにいたら節電にも協力してるじゃない。立派に被災者救済にお役にたってるよ。」などと会話が聞こえる。この地震を境に日本人の何かが変わったとすれば、他人の苦痛に心を寄せ、より小さな自分の苦痛に耐えるすべを学んだことかも知れない。


風もやんで柔らかな日差しの午後、荒れ放題の庭の花壇。健気にも時が来れば毎年同じ花が咲く。三好に越してきた10数年前は夫婦ともども一生懸命庭の手入れもしたが、こどもの玩具と同じで年々興味が薄れて、今では”花を咲かせる”でなく”花に咲いてもらっている”始末。

 
    リナリアスイセン        ムスカリ         

 
                ヒヤシンス


手入れをする体力がなくなったのでは心配なことだけれど、興味がほかに移ったのだから”よし”としよう。