”法しろうと”の感想

きのうと同じように「陽射しは春 風は冬」。きのうより一層陽射しが眩しい。庭のカリンの木の新芽が伸びて若緑色に光っている。バックの黄色の菜の花畑と重ね合わせて写る景色は、風さえなければ、春たけなわを感じさせる。


昨年10月に起きた一宮での「父親による障害児殺人事件」の裁判員裁判。弁護士をしている友人が弁護を引き受けて、憤懣やるかたない心情をガキ仲間のブログにカキコしている。30歳を越し180cmもある大男の障害児は赤ちゃん言葉しか話せない。父親に毎日のように殴る蹴るの暴行をする。事件の起きた日には包丁を持って揉み合っている間に体中を突き刺してしまった。


検察の主張するように8年間服役させ悔い改めさせる必要があるのか、それともこのまま社会生活をを続けさせ子の冥福を祈らせてもいいのではないか。(2千数百名の嘆願書が出ている)これが裁判の根元にかかわる問題点。「この父親の気持ちが・・・苦労をしたことのない裁判官にわからない。それを フオローするはずの 裁判員が解しない。これでは・・・なんのための裁判員裁判ぞ」 と彼は嘆いている。


”法しろうと”の感想をいうと・・・・
裁判官はことが起きた結果だけを伝えるNHKニュースみたいなもので、動機やその背景を余り斟酌せず法に照らし合わせて何千件もある案件を右から左へ処理しているだけではないかとさえ思える。裁判員も普段はワイドショーに釘付けになっていても”かみしも”を着ると人間が変わってしまうのではないか?