カラスウリ


きょうもまたまた暑い梅雨の中休み。夜明けとともにウォーキングに出かけると終夜営業の延長営業をしている花の姿にお目にかかる。そう、あの神秘的な花、カラスウリが化粧崩れをしながらもあの特徴的なレースをたたまずに営業を続けている。白い花は月の光の下でよく目立ち、花粉を媒介してくれる蛾に対し目印になっている。素人の推論だが、一夜花のこの花、受粉をして次の世代に種(しゅ)を残すためには少々の延長営業も厭わないだろう。このひたむきさは見上げたものだ。


常に次世代、次々世代を念頭に置いて行動しているカラスウリをはじめとする生物。一方、我が菅総理、己が延命だけを考えて動いているように見えてならない。野党時代、攻めまくっていた当時は実に頼もしいリーダーだったが、権力を手中におさめたらまったく頼りないリーダーに成り下がってしまった。政権を支えるはずの同志の中からも”がんばれ菅さん”の声が聞こえてこない。