多彩な顔 ハス


台風9号が近づいているせいか、早朝から生ぬるい風が吹いている。7月のはじめ農家の庭先の水槽の中で咲いていたハスの花。けさ、通りがかりに覗いてみたらすっかり変身している。ハスは多彩な顔を持っている。



花は極楽浄土のシンボルとして神聖な雰囲気が漂う。華々しい雰囲気なんて微塵もない。農家の方の話によれば4〜5日で花びらは散ってしまうようだ。その後は右の写真のようになりハスの実がとれる。ネットで調べるとハスの実は健康食品として珍重されている。ハチの巣のような形をしているところからハスの名前がついたともいわれているそうだ。


地下茎はレンコンだ。多数の穴があいていることから「先を見通す」ことに通じ縁起がよい食品だ。ことほどさようにハスは多彩な顔をもっている。神聖な花、縁起のよい地下茎、健康食品の実・・・。