フジヤマのトビウオ


蒸し暑い一日。サボテンの花が咲いた。今夜9時頃だ。しゃこばサボテンのような真紅の色ではなく上品な淡いピンク色で30cmに満たないようなサボテン本体の丈の割には大輪だ。


カミさんがサボテンを育てているのを5〜6年観察していてこんなことがわかった。「サボテンは元来砂漠にあったものだから水遣りはしなくてもいい。」とか「サボテンは花が咲かない」ということは俗説にすぎないということだ。



9月に小学校の同窓会を開く。その際に60数年前の写真やら当時の思い出の作品などを集めてスライドショーをすることになり、実行委員の連中が資料集めをしている。当時、家が隣同士で小学校から大学まで同じ学校の親友I君が小学校2年生の夏休みの絵日記を提供してくれた。



夏休みの絵日記で昭和24年8月18日分の一部を原文のまま抜粋。                 


8月18日 はれたりくもったり。あめりかのろすあんぜるすのすいえいたいかいで日本のふるはしが一とうでした。二とうわはしずめでした。日本ばんざい。


当時の世相を物語る貴重な絵日記だ。戦後のうちひしがされた日本国民に元気を与えてくれたのがフジヤマのトビウオ古橋であり、空手チョップの力道山だった。オトコのパワーだった。いま、震災後の日本に元気を与えてくれているのは国民栄誉賞受賞のなでしこジャパン。戦後66年、やはり女性は強くなった。