トケイソウの実
暑い。猛暑日。グラウンドゴルフ、8月は週2回の定例会は休み。月曜日に任意の参加でゲームを行うことにしている。こんな日に任意参加でゲームをしてもメンバーのうちの8割方は集まってくる。好きな遊びには暑さは関係ないということだろう。
丘陵地のブルーベリー園の横で6月中旬に今年もトケイソウの花が咲き出した。 このトケイソウは観賞用のものだろうと近所の人が言っていた。 パッションフルーツとして食用のトケイソウの種類もあるそうだ。
花も終わり、7月の中旬ころから青い実がつきはじめた。
このところは青い実と黄色くなった実が半々ぐらいになった。
実の大きさはほぼゴルフボール大。
まだ青いものをも含めると全体で数十個はなっている。
包丁を入れると実から赤いゼリー状のものが出てきた。 これの中には種が入っておりその周り赤いゼリー層が覆っている感じだ。丁度アケビの実のような感じだ。こいつを食べたところ、穏やかな甘みがあってどこかアケビを思い起こした。赤い種が入っていることからいえば、種の大きさこそ違うがゴーヤも同じだ。そして、味も三者よく似ている。
終戦直後の砂糖のなかった時代に食べたアケビの甘さは未だに忘れられない思い出だが、この時勢に好き好んでアケビや、トケイソウや、ゴーヤの種というか種を覆っているゼリー層を食べる人はいないだろう。
「天は二物を与えず」の諺のとおり、鑑賞用の美しい花の実は大して有用なものはなく、実を食用にする植物の花は大して美しくもない。というのが通例だろう。ただ、ハスだけは違う。花は神聖なる極楽浄土のシンボル、地下茎はレンコン、実は珍味で重宝されている。これが、クマさんの夏休み自由研究でした。