クチナシ


天気予報を見ると北陸は雪マーク、こちらは晴天だが冷たい北風。典型的な冬型の気圧配置になった。これがこの時期本来の天候だろう。北陸で冬の生活を長年過ごした者だけがわかる太平洋側の冬の天気のありがたさを改めて思い知らされるきょうの天気だ。


知人からもらってきたクチナシの実。陰干ししておくといいということで、かれこれ1ヶ月干している。20個くらいある。実は硬くて簡単には中を見ることができない。写真はそのうちの1個を割ってみたものだ。園芸種の八重のクチナシは受粉しにくいので実がつかないそうだ。どうりで、ウチのクチナシには実がつかないはずだ。


おせち料理の「くりきんとん」の着色剤として使うときには水に浸けて出た色を使うとはカミさんの弁。このクチナシの実の出番も近くなった。


 きょう会期末を迎えた国会。延長はなく、このまま閉会した。国家公務員の給与削減、郵政改革、国会議員の定数削減……。重要法案がいっぱいあるのに先送りし、もう閉幕。国会の怠慢というしかない。防衛相と消費者相の問責決議案は可決されたが両者辞任はしない。野党は通常国会での審議拒否も辞さない構え。すべてが政局優先で動いている。何もしない政治、できない政治。こんな政治にした政治家が悪いのか、それともそんな政治家に政治を付託した国民が悪いのか?  国民はクチナシではダメだ。「なんとかせい!」と声高に叫ばねばなるまい。