神社の正月準備


週末の列島をこの冬最強の寒波が包み、北海道は吹雪に、日本海側は西まで白に染まった。三好丘もホワイトクリスマスにこそならなかったが、時折雪が舞い降りる寒空の中で神社の門松つくり。しめ縄も装い新たにしてすっかり正月準備ができた。


旧来からの住民の古老連がこうした準備をやってくれるから新住民の氏子たちは助かる。これも、あと2〜3年までのことだろう。ここにも後継者不在の波が押し寄せている。古老連の2代目は誰も神社には見向きもしない。新住民の氏子役員は2年任期。義理で引き受けている役員ばかりだから伝統の”しきたり”やら”わざ”を覚えようとする者はまれにしかいない。


自分も義理で引き受けている者のひとりだ。今年でお役御免となる。今後どうやって神社を維持して行くか考えるとお先真っ暗だ。今の維持の仕方ではもたないことは明らかだ。ちょうど、年金制度を今の維持の仕方のままで進めて行ったら破たんすることは間違いない。それと同じだ。


このちっぽけな神社も年金制度も抜本的な改革をしなければ、この先の維持は困難だろう。神社は政教分離の問題があるし、年金は人口が減少している中で高齢化が進んでいるという、如何ともし難い問題がある。