北京故宮博物院展


ラジオ深夜便、きょうの誕生日の花は早咲きの寒梅と言っていた。まだ、正月の5日。ちょっと、ピンと来ない。しかし、冬至から約2週間経ってきょうの日の出は7:01 日の入は16:54。朝6時台の日の出。17時台の日の入はもうすぐそこまでやってきている。早咲きの梅にお目にかかれるのも間近だろう。


名古屋での会合のついでに松坂屋美術館で北京故宮博物院展を見てきた。故宮博物院台北と北京にあり、台北は見学したことがあるが北京は訪れたときには行かなかった。北京故宮博物院は、かつて紫禁城と呼ばれ1300年代半ばから550年にわたって中国を統治した明・清王朝の歴代皇帝が居住した宮殿で、180万点にのぼる作品を所蔵しているといわれている。



名古屋での展示はそのうちの200点。故宮に生きた女性たちを中心に宮廷ゆかりの絵画、工芸、服飾、宝飾の品が紹介されている。中国4千年の歴史というが、展示品はほとんど150年くらい前のもの。保存状態がよく礼服などの色が実に鮮やか。映画やテレビでお馴染みの西大后などは肖像画もあるが写真もある。


4千年の歴史の文物を一度に見学することは大変なことだから、今回故宮に生きた女性をモチーフにしたように色々な切り口ごとに見るというのもわかりやすい。それにしても、洋の東西を問わず、権力者はよくもまぁこれだけの贅のかぎりを尽くしたものだとあきれかえる。絵画・美術工芸品としての芸術性を云々する前に・・・。