一味違う


相変わらずの冬型気圧配置。朝のテレビ、ウィークエンド中部を見ていると北陸は雪、こちらはカラカラ天気。会話の少ない夫婦でも金沢にいた10年、雪には悩ませれただけあって不思議と会話がはずむ。


日が高くならないうちにウォーキングに出かけると、日陰の部分は霜で真っ白だ。畑の土手に生えている名も知らない雑草の上に降りた霜が別世界を彷彿させるような模様を描いている。画像にしてみると、海底のさんご礁を見るようだ。鬱蒼と茂る樹林、咲き競う花々、四季折々に景色を彩る植物もいいが、このような厳しい自然と植物が織り成す造形美も一味ある。


政府・与党が消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革の素案を正式に決めた。自民党は一切応じない構えだ。公約違反の民主党政権とは議論できないというのが理由。「政局優先」の姿勢が露骨で、日本の将来のために消費税率10%が必要と公約した自民党はどこかに消えてしまった。             


年がら年中政局がらみで何も決められない政治にいい加減うんざりする。政権復帰を狙う党にしては、あまりに度量が小さすぎないか? さすが、経済大国日本を築き挙げてきた自民党一味違うというところを見せてほしいものだ。