震災への備え


雨上がりの朝。風もなく穏やかに晴れ上がって陽射しが眩しい。きのう撮ったウィンタークレマチスもこんな青空をバックにしてこそ見栄えがする。”馬子にも衣装”ならぬ”花にも青空”といったところか?


きょう1月17日は阪神淡路大震災の発生から17年目を迎える。白む空に立ち上る幾筋もの煙、横倒しの高速道路。テレビで見入った惨状は忘れることができない。そして、こんな大災害は二度と起こらないだろうと思っていた。それが、16年後の昨年東日本大震災で吹き飛ばされた。


昨年1年間で震度1以上の有感地震が9700回余りあったと言われている。毎年全国のどこかで台風、大雨による災害に見舞われている。火山は爆発する。交通事故で1年に1万人近くが死亡する。自然災害には人間勝てっこない。こんな災害列島に住んでいるからには、今よく言われる「減災」を考えなくてはならない。言うは易し、行うは難し。


阪神淡路大震災の3年後大阪に赴任し、震災に遭った人たちから体験談を随分聞いた。自分なりにできることを今でも実行している。枕元に懐中電灯。厚手のスリッパをベッドのすぐ横に。