讃岐うどん 食べ歩き


讃岐うどんのチェーン店がわが三好にもできてけっこう繁盛してるほど讃岐うどんは全国的なブームのようだ。そのブームに乗り遅れまいとわざわざ現地まで訪れるお目出度い人達がいてブームに拍車をかけているようだ。「讃岐うどん味めぐり」とボディーペインティングしたバスでのツアー客も相当あるようだ。




超人気店「山越うどん」は高松から南西に30分ほどの綾川町にある。多い時は1日1500人の客入り。半セルフ。営業時間は9時から午後1時半。看板メニューは生玉子の上に釜からあげたばかりの熱々の麺をのせてかき混ぜた釜卵。半熟玉子と麺のもっちりした食感が売り。1杯200円。食べる場所はうなぎの寝床のような通路のベンチか庭先のベンチ。




この店から更に南西に、峠には雪が残る山道を30分、山間の町まんのう町に谷川米穀店がある。裏山に野生のサルがウロウロしている。この米穀店が全国からファンが押し寄せるうどん屋だ。どこにもうどん屋の看板が出てない。駐車場からぞろぞろ人が歩いて行くからその所在がわかる。売りはだしがなく酢や醤油を好みでかけ、自家製の青唐辛子の佃煮を絡めて食べるうどん。1杯120円。営業時間は11時から午後1時。座席12 それ以上は立ち食い。


前夜のホテルでのイタリア料理のフルコースとの落差が余りにも大きい。幸い2件のうどん屋はシーズンオフの平日とあって行列ができるほどでなかったからよかったものの、行列でもしようものなら「たかが100円、200円のうどんを食べになんでこんな所まで来たのだ。三好の丸亀製麺とあんまり味も変わりないでないか」と文句が出るところだった。
老いては子に従い、誘ってくれただけでも有難く思っておこう。