マッチポンプ


台風が去ったら大雨の気配だ。ウチから四つ池を望むと篠突く雨に新緑が洗われて一層美しい。写真をA4版くらいに拡大しなければその篠突く雨が見えない。そうすれば迫力が増すが、残念ながらこの写真の大きさで篠突く雨が見えるように加工するテクニックがない。四つ池はいつもと違って煙って見える。それでも、10時頃までは細かい雨の降ったりやんだりでグラウンドゴルフの例会は最後まで何とかプレイができた。


きょうは夏至。あしたからは一転昼の時間が短くなるが、暑さの本番は梅雨明けから。その頃に、ロンドン五輪が始まる。時差が8時間、夜更かしのテレビは、照明やエアコンを巻き込む。原発再稼働に目くじらを立てる連中に限って五輪のテレビ中継にかじりついてるのではないだろうか。国営放送もスポットで五輪中継をPRしておきながら、ニュース番組では節電を訴えている。これではマッチポンプでないか。


プロ野球交流戦が終わって明日からレギュラーシーズンに入るという矢先に、またまたお騒がせな巨人スキャンダル。これというのも、歴代の巨人軍オーナーがプロ野球を私物化してやりたい放題のことをしてきた、その報いだろう。                                                    


オールドドラファン、クマさんは忘れもしない。当時金沢にいた。昭和49年、中日の優勝が決まり巨人の10連覇が消えたその日に長嶋に引退表明をさせた。翌日のスポーツ紙の一面は長嶋引退一色となり、中日の優勝は脇に追いやられたのだ。最近にあっては前球団代表の内部告発と解任以来、名だたるメディアが参戦して繰り広げられる巨人スキャンダルの泥沼だ。こちらのマッチポンプのポンプの水源が泥沼では消火ができやしない。「巨人軍は常に紳士たれ」が空しく聞こえる。