カラスウリ


連日の猛暑日。故郷多治見では2日続きの暑さ日本一のようだ。日の出前の爽快なウォーキング。普段めったに通らない脇道に入ったら桃畑の裏に出た。樹木に絡みついた蔓からカラスウリの花が二つや三つでない、20以上も咲いているのではないか。日の出前だから昨夜からの状態のままの姿だ。こんなに多数咲いているのを見るのは初めてだ。うれしくなっちゃった。2〜3年前までは農道沿いの雑木林の土手でよく見られたが、こんなに多数ではない。それが、農道の舗装工事などで刈り取られてしまった。


この花、夕方になると白い花を開く。花弁の先端が細い糸状になりレースのように見える。これを夜見ると神秘的にすら感じる。このように目立つ花になった理由は受粉のため夜行性の蛾を引き寄せるためらしい。


「花」に対する考え方は人さまざまだろうが一般的には「花」といえば美しさ、華やかさを感じるものだが、このカラスウリと蓮は別格のような気がする。カラスウリは神秘性、蓮は荘厳さを感じる。


ロンドン五輪が始まる。興奮する、無関心、にわかナショナリストになる。人さまざま。色々な見方がある。結構じゃないか。カラスウリの花に神秘性を感じ、その群生に接してうれしくなっちゃう男がいるように・・・・。