ニラの花


昼間の残暑は厳しいが、朝晩は涼しい風が吹きわたり随分としのぎやすくなった。それもそのはずで、あさって23日は暦の上では二十四節気のひとつ「処暑」だ。暑さが終わるころと言われている時季だ。ちょうどこのころになると、家庭菜園では白いニラの花が咲きだす。手がかからないので栽培している人が多い。きのう、きょうではまだ蕾が多いが、早いところでは咲き出した。


根元のところから生えている葉っぱが食べられる。ニラレバー炒めや餃子の具に使うお馴染みの野菜だ。葉っぱのてっぺんのところに白い花がたくさん咲く。ちぎると、清楚な白い花に似合わず独特の匂いがする。ねぎの一種だから当然といえば当然だ。ネットで「ニラ」という名前の由来を調べると、「においきらう」が変化したとも美味であることから「みら」(美辣)、これが「にら」に変化したとも 言われているようだ。




「ニラ」、名前の由来がそうであるように、匂いに閉口派と味の絶賛派にわかれるようだ。「鮒寿司」とか果物の「ドリアン」のように。世の中がどう変わろとこれは不変だろう。
世の中の雰囲気が違ってきて大きく変わったのは警察の責務だ。昔は「夫婦げんかは犬も食わない。犬も食わないものは警察も食わない」と家庭や市民生活に過剰に介入しない。民事不介入が原則だったと思う。


平成になったころから、世の中の雰囲気が変わり家庭内暴力児童虐待、DV、ストーカー。市民の側から警察の介入を求める。市民の求めに応じない「やらなさすぎ」で警察が批判される時代になった。一昔前なら「犬も食わない」ようなことの中から犯罪の芽をみつけ、被害を防ぐこともまた、今の警察の責務なのだろう。


ニラのカキコから大津の中学生の自殺問題が色々と波紋を広げているのにつけ、こんなことを考えさせられた。