3つのライブ

日中は秋晴れ。暑さが戻った感じ。きのう23日が彼岸の中日、秋分の日だと思い込んで墓参りに行った。しかし、考えてみれば22日は土曜なのに暦は赤字になっている。春分の日は年ごとに動くが、秋分の日は9月23日と「昔から決まっとる」と思い込んでいた。22日の新聞を引っ張り出して読んだら、「9月22日が秋分の日になったのは116年ぶり。この先うるう年ごとに22日になる。」と出ていた。


さらに「太陽の動きや太陽の周りを回る地球の動きが変化しているため予測通りにならない可能性がある。」とも書いてあった。天文学をやっている学者さんは天文学的な頭脳を持っているだろう。なんと奥深い学問かとただ、ただ驚き入るばかりだ。



活魚料理屋の広間を借り切って昼食ドリンク付きの三味線の発表会があった。演者は地域の公民館で毎週熱心に練習しているご近所さん3人。ご近所さんばかり約40人の参加者は三味線にあわせて民謡や昔ながらの日本の歌13曲を合唱で盛り上がった。


先週の木曜20日のこと、市の文化センター小ホール。4百数十席満席の盛況。「はちまん正人スターダストスターズスマイルコンサート」県立芸大出身のはちまんのピアノを軸にギター、アコーディオン、ベース、ドラムのクインテットにヴァイオリンとヴォーカルのゲストを迎え、ムーンリバー、トゥラヴアゲイン、オペラ座の怪人など聞きなれた曲ばかり10数曲、軽妙なトークをまじえあっという間の1時間半だった。


今月8日の土曜のこと、三好丘にある50席ほどのライブハウス。昼夜2回公演いづれも満席。「ヴァイオリニスト水野慎太郎 タンゴライブ」彼は隣の家の息子さん。名古屋芸大卒業後プラハに留学。勉強の傍ら、現地南米人らとタンゴバンドを結成し、ヨーロッパ各地で演奏活動。その後アルゼンチンへ渡り、現役最高峰のタンゴヴァイオリニストに師事。今回のライブはアルゼンチン人のピアニストと共演で古典タンゴからモダンタンゴまで。やはり、タンゴは古典だ。モダンはついてゆけない。


一月の間にタンゴから三味線まで3回のライブ。まさに芸術の秋だ。能力的(巨匠と駆け出しプロの演奏との聞き分けができる能力がない)にも財力的(チケット3ライブ合わせて4千円)にも身の丈にあったライブにめぐり会える。しかも、車で10分そこそこの場所ばかり。みよしはさすが住みやすさ日本一だ。