安全な国が揺らいでいる



きのうからの雨も上がり、眩しい日差しで気持ちの良い秋晴れ。先日まで黄金のじゅうたんを敷き詰めたような野もはざかけの列に模様替えだ。小さい秋見つけた。というより深まり行く秋を感じさせる光景だ。


野から一歩林に入り込むとここにも深まり行く秋が。カラスウリの実が鈴なりだ。赤い身が木にぶら下がっている様子は誰でも知っていると思うが、それがつい3ヶ月ほどの前花を咲かせていた姿とは全く違った姿になる自然の魔法は素晴らしいものと感じる。



自然界の魔法はすばらしい。それに比べて、人間界のマインドコントロールはなんと恐ろしいことか。謎ひとつも解けぬうちに次から次へ新たな疑惑や関係者の死が浮かびあがる途方もない事件の闇だ。ここまで被害者が出るまでに警察の捜査の手が届かなかったことも不思議だ。


もろ刃の剣IT技術がいったんキバをむくと暴走はとどまることを知らない。持ち主が気づかぬまま姿の見えない何者かがパソコンを遠隔操作する。知らぬ間に犯人になっていた。憎むべきは犯行声明を送ってきた真犯人だ。もうひとつ、誤って逮捕されたのに犯行を認めた人がいるのはなぜか。


政権の座がグラついているだけでなく、「安全大国日本」の守護神警察力も信頼が薄らいできた。