やはり野に置け民主党


すっかり冬の天気になった。日中はまだ時折日射しがあったが、風が冷たい。そんな中、三好丘バス通りのモミジバフウの並木の鮮やかな彩の景色をカメラにおさめた。夕方近くになると暗雲漂う冬空だ。お江戸の国会でも暗雲が漂っていたようだ。とうとう衆院の解散が16日に決まった。


考えて見れば、野田さんの消費税増税法案を通したい一心でついつい出してしまった「近いうち」の一言が命取りになったような気がする。本心は任期一杯の来年8月まで続投したかっただろう。負けるのがわかってる戦を1ヶ月後に控えた大将の心境は穏やかではないだろう。


それにしても、昨日・今日報道される今の政府・与党の動きを見ていると野田さんを選んだのは誰だったのかと首をかしげたくなる様だ。レンゲソウのイメージとはほど遠いが、今の民主党は「やはり野に置け」という気がして来る。いや、民主党自身がもう「野」に下ったのではないか。この「やはり野に置けレンゲソウ」の出典は何だろうとネットで調べるとこうだった。蓮華草を民主党に置き換えてみるとぴったりだ。


<播磨の俳人滝野瓢水は、大阪の知人が遊女を身請けしようとした際に、いさめて『手に取るなやはり野に置け蓮華草』と詠んだ一句で、蓮華草は野原で咲いているからこそ美しいという意味で、そのものに合った環境にあるのが一番良いという例え。>