サバイバル実習

晴れたり曇ったり。晴れの間は穏やかな晩秋、曇りの間は寒々とした初冬を感じさせる落ち着かない天気だ。男女共同参画交流ネットの情報交換研修会で名古屋港防災センターへ。サバイバル実習と施設見学。


サバイバル実習では身近なものでコンロを作る実習。ティッシュペーパーを”こより”を作るように巻く。”こより”を長さ10cmほどに細分する。アルミホイルを折りたたみ、上端を鉛筆で穴を空け細分した”こより”を差し込む。



350mmリットルのアルミ缶を深さ3cmの器になるように鋏で切る。この器に食用油を入れてコンロになる。アルミホイルに差し込んだ”こより”が炉心になる。



炉心を6本差し込んだアルミホイルを三つ折りにしてアルミ缶に入れて立てる。



食用油が浸み込んだ炉心の先端に点火すると右の写真のようになる。これを3つ作る。器を作ったアルミ缶の残りの部分を五徳にして3つのコンロで炊飯セットができた。目玉焼きなら4〜5分、3人分の炊き込みご飯なら40分でできるとのこと。


こうして覚えたことを災害時の避難所生活で役立たせようと意気込んでやっている者は参加者のうち何人いるだろうか?食事の時の雑談では、自分も含め7割以上の人がが自分の生きている間に避難所生活をするような災害はまず起こらないと思っている。これが現実の姿だろう。一度痛い目に遭わないとなかなかその気になれない。これではイカンのだが・・・。