歴史散歩・桶狭間の戦い


北風が冷たい。やはり寒の内を実感させられる。選りも選ってこんな日に「歴史散歩」古戦場を訪ねる講座。第1回目のきょうは桶狭間の戦い桶狭間古戦場の伝説地は豊明と名古屋・緑区にあって豊明の史跡を訪ねた。


受験勉強の弊害と云おうか、年号を覚えたり人物の系図を覚えたりするのが嫌いで歴史は受験科目の対象としか捉えていなかった。おかげで、歴史にロマンを感じたり教訓を得たりとか興味の対象とは程遠いものだった。大河ドラマなど一度も見たことがない。


たまたま本屋で立ち読みした雑誌に「戦国時代の合戦ランキング」が載っていた。採点ポイントは1.勢力範囲への影響 2.兵力・規模 3.戦略性 4.後世の注目度。 1位 桶狭間 2位 長篠・設楽原 3位 厳島・・・・・(関ヶ原は別格)こんなことがきっかけで、食わず嫌いでも・・・と受講する気になった。



昭和12年に国指定の史跡となった古戦場史跡には今川義元の墓をはじめ七武将の戦死場所を記した「桶峡七石表」がある。戦国武将の衣裳姿のボランティアガイドさんが説明してくれた。


その要旨
2万5千といわれる大軍を引き連れて尾張に侵攻した駿河戦国大名である今川義元に対し、尾張の大名・織田信長が10分の1程とも言われる軍勢で本陣を強襲し、今川義元を討ち取って今川軍を退却させた、日本の歴史上最も華々しい逆転劇と言われる非常に有名な戦い。


東海道に君臨した今川氏はこの戦いを契機に没落し、逆に勝利した織田氏はこれ以降畿内の制圧に向かって急成長していったことで戦国時代の重要な転機となった。


(自分だけかもしれないが)人間おかしなもので、ただウォーキングするだけでなく、「地球1周歩こう」などと遊び心が入ると歩くことに熱が入るように、今回の講座もランキングなんかが出るとどこに1位になる要素があるのかなどと俄然興味が湧いて来るものだ。