ヒヨドリの防寒対策


昨夕からの雨も上がったが、相変わらず冷たい北風の日が続く。この寒さにもかかわらず、わが庭に設けた鳥のエサ台は繁盛している。なにせ、人間様でも干し柿か柿羊羹でしか食べられなくなったこの時期にナマの熟し柿が食べられるからだ。柿農家から規格外品を大量にいただいてきたのがまだあるのだ。独禁法を適用しなければいけないほどヒヨドリが独占している。


右のヒヨドリは1月のある暖かな日にひなたぼっこをしながら周囲を睥睨(へいげい)している姿。下の2枚は四つ池から吹き上げて来る寒風の中での姿。

1月の写真の個体と上の写真の2月の個体と同じヒヨドリかどうかは定かでないが、1月のものは細身の体格をしている。2月のものはこれが同じヒヨドリかと疑問を抱くような太っちょだ。ネットで調べたら、鳥は寒さ対策で羽を膨らませて体温が逃げるのを防いでいるそうだ。そういえば、2月に撮ったヒヨドリは首をうずめるように、ふくらんだ羽の中に引っ込ませている。どう見ても、1月のものも2月のものも同じヒヨドリとは思えないが、薄着しているか厚着しているかでこんなにも違うようだ。


一方こちらは深刻な問題だ。日本社会に与える脅威や影響力は全く異なるとはいえ、二つの出来事が妙に重なって見えた。遠隔操作ウィルス事件で男が逮捕されたことと北朝鮮による核実験だ。自己顕示欲の強さで共通しているように見えるからだ。


遠隔操作男は捜査をかく乱しようとかからかおうという意図もあったかもしれないが、それより、もっと世間の注目を集めたい願望が強かったのではないだろうか。北朝鮮はミサイル発射や核実験を予告するたびに各国を右往左往させ「目立ちたがり」も度を越している。