夫婦のデスマッチ


朝からほとんど陽射しがない。黄砂の来襲のせいか、曇っているせいか?とはいっても暖かい。最高気温が20度になったとか。畑を掘り起こしてジャガイモを植える。ミミズが盛んに活動し始めている。あぁ〜、やっぱり春だ。


このところの温かさ続きでも、ふながや公園の梅園の白梅は依然として蕾が固い。丘陵地の畑の中の一角が妙に明るいと思ったら、5本ある白梅が一斉に花開いている。


今年は結婚45年目の年だ。25年目の銀婚式、50年目の金婚式はわかっているが、45年目は何か?調べたらサファイア婚式というらしい。生まれも育ちも違う者同士が45年も毎日顔をつき合わせていれば、互いの価値観、人生観の違いによる衝突が起きないのがおかしい。「労働は美徳、遊びは怠惰」に凝り固まってしまっているカミさん。「第二の人生、食うに困らなければ好きなことをして余生を送ればよい」の自分。


旅行の計画やら、グループの世話役をやって遊びの相談ばかりしていること。年甲斐もなく麻雀にうつつをぬかしていることなど、カミさんのような価値観を持っていると、ちょっと虫の居所が悪いとそんなことがまとめて不満として出てくる。 こんな日には率先して掃除機をかけ、庭や家庭菜園の草取りをするのである。


この年になって、夫婦互いに価値観、人生観を変えられるものでもない。こんなことの繰り返しがどちらかが倒れるまで続くのである。 この妻と夫のデスマッチこそ案外夫婦円満の秘訣かもしれない。