季節感


昨日の寒風もおさまり、朝は寒かったが日中は陽射しにぬくもりが感じられる日になった。こんな日になると「いっちょう、畑にでも出かけるか」という気にもなる。畑に穴を掘り、抜いた大根を埋める。夏野菜用に耕す。あぁ〜疲れた。



きのうのような寒風が荒れ狂う日があっても、彼岸が過ぎれば万物はちゃんと目覚めるものだ。そこには、心ふるえる感動と繊細な季節感が感じられる。冬枯れのときと違って毎日のウォーキングで季節感あふれる出会いが多くなる。次か次へとニューフェイスがブログにアップされる。自宅の花壇組はどうしても待機組に入れらる。その連中からブーイング。きょうは在庫一掃バーゲン。



「春の風が吹いていたら」というタイトルで、♪春が来た、春が来た、どこに来た。 華やかでも繊細な季節だ。早く見つけて、守ってあげないと、やがてここには、来なくなるかもしれない。数年前のこの時期、朝日だったか、中日の社説欄だ。


その中の一文が、日頃自分の心の底流にあってもなかなかブログ上では上手く表現できず、歯がゆい思いをしていた。さすが、社説を書くプロ、自分の言いたかったことをほぼ完璧に代弁してくれている。その当時、ブログにカキコしたはずだが、記事一覧から探し出すのも面倒。書き写したメモがあったので、そこから引用。



<「春。春夏秋冬の筆頭にある何やら特別な季節です。草は萌え、花はほころび、はじまりの予感をはらんだ風が吹いています。このような風景を四季のめぐりの最初に置いた先祖のセンスは鋭敏でした。地球温暖化の行き着く先は、四季の完全な消滅です。季節のない街に、人の心を動かす歌は生まれません。私達は、季節を感じるアンテナをもう一度研ぎなおし、四季の変化を守らねばなりません。」>

云いたかったことを上手く表現した記事が見つかり、のどに刺さった小骨がとれた感じだ。