イタリア いろいろ


晴れ上がった空も、名古屋都心では午後に一時にわか雨に見舞われた。なんと運の悪いことか、伏見のホテルでの昼食会後、カミさんとデイト気分で県美術館まで歩いて行く最中にこの雨。美術館では「東海書道芸術院展」が開かれている。昨年のトルコ旅行の仲間、オスカークラブのオーナー夫人”メイちゃんママ”さんが出展されているので拝観させていただいた。この作品に対して、パパさんでも論評の口を挟む余地はなかろう。ましてや、他人かつ凡人においておや。


  ● スタバがまったく見当たらないイタリア

イタリア人はコーヒーぬきでは夜も明けず、仕事も始まらないらしい。イタリアではコーヒーというと味の濃いエスプレッソコーヒーをさす。日本で飲むコーヒーはドリップ方式のアメリカ式。つまりアメリカンコーヒーエスプレッソコーヒーを”売り”にして世界中に展開しているスターバックスコーヒーがエスプレッソの国イタリアに見当たらないのはどういうわけか?ネットでスタバの世界展開地図を見たが、イタリアはやはり抜けていた。                               



エスプレッソコーヒーは深煎り、細かく挽いたコーヒー豆に高圧で蒸気スチームをかけ、一気に抽出したコーヒー。濃縮されているので香り高く濃い。苦みがある。イタリアのコーヒーの基本はエスプレッソ。これを泡立てたミルクをたっぷりまぜたものがカプチーノ


イタリアの喫茶店はBAR(バール)といって立ち飲み式。人の集まる所、どこにでもある。たいていはエスプレッソ1ユーロ。立ち飲み式と腰かけ式と両方あるのはカフェという。勿論、腰かけて飲むと高くつく。写真はミラノの高速道路SAのコンビニ併設のバール。エスプレッソのカップはお猪口を一回り大きくしたくらいの大きさ。飲んでみたが、濃くて、苦くて閉口した。

● 滞在寄付金をとるイタリア
EUの問題児は最近キプロスに変わったようだが、かつてはギリシャ、スペインと並んでイタリアも仲間に入っていた。財政破たんの声が下火になったと思ったら観光立国だけあって観光客から金を巻き上げている。                           


昨年春から突如、ホテル宿泊客から滞在寄付金を徴収している。1人1泊2〜5ユーロ。宿泊都市によってまちまち。個別にフロントで支払う場合も、添乗員が客から集めて支払う場合もある。寄付金は街の整備やゴミ処理に充てられるとのこと。


ええ加減な国イタリアらしく、全都市一斉にスタートしたはずなのにまだ実施されてない所もあるという。また、事前通告なしに金額が変更されているそうだ。


7人乗り以上のバスが各都市の市内に入る際、事前に徴収所に立ち寄って都市税を納め、許可書をもらって入ることになっている。ちなみに我々33人の乗ったバスがベネチアに入るとき480ユーロ納めた。アベノミクスで沸き立っている国の人々は、ユーロ危機を救うために随分協力しているものだ。