ハンゲショウ


きのうに引き続きの梅雨空。北みよし地区のグラウンドゴルフの大会日。集合時間前になって雨が降り出す。100人前後の参加者、誰一人として勝手に中止と判断して欠席する者もなし。みんな好きなんだ。それとも、家に居るのがつらいのか?


きのう7月2日は暦の上の二十四節気をさらに細分化した七十二候の半夏生だった。ウチにあるカレンダーには二十四節気は書かれているが、七十二候はない。ただ、半夏生だけはある。推測するに、半夏生から七夕までの5日間が昔の農家にとって田植の目安とされていたそうだから、生活に密着した候として取り上げられているのだろう。


3年前のこの時季、豊田の緑化センター「季節の花めぐり」に参加して同センター内の湿地一面に今が盛りと群生しているハンゲショウを見て色々な説明を聞いたことを思い出した。名前の由来は、半夏生の頃に咲く説と葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるらしい。


葉が白くなるわけを先生はこんなふうに説明していた。このハンゲショウ、昆虫を介して受粉するのに美しい花がない。香りもない。蜜の分泌もないことからの知恵として、虫の目に留まりやすいように白く化粧するとのこと。そして、白く化粧している間は光合成をしない。7月下旬になると元通りの緑色に戻る。


美しい花がない、香りもない、蜜の分泌もない。ハンゲショウは女心と変わりない。美白パックをするのだ。パックをしている間は飲食もできない。美白パックをしている間は、まだましだ。美白パックもしなくなったら、何で存在感を誇示するか?口八丁、手八丁だ。あぁ〜たくましきアフター半夏生