納豆の日


この地方では5日連続の猛暑日とか。連日、テレビのニュースでは学校の運動場で子供たちがバタバタと倒れ、救急車で搬送と伝えている。この炎天下でのグラウンドゴルフでは、子供の頃田の草取りを経験したジジババも多く、皆至って元気だ。


折しも、ラジオ深夜便「今日の誕生日の花」7月11日は炎熱下に似合いの花、ハイビスカスだ。ウチの温室で冬越ししたこのハイビスカス、今年もよくぞ咲いてくれた。くっきりした赤が印象的でいかにも南国の花と云った感じだ。 葵科の花。



ウォーキングを真夏バージョンにしたら、四つ池の北側の歩道を通る。この時季歩道を迂回するほどおびただしい数のムクゲの落花だ。一日花で幾日も前から積もっているのだ。毎朝新しい花が咲いている。ハイビスカスと同じ葵科。親戚筋だけあってよく似ている。


同じ親戚筋といえば、オクラも葵科だ。あのネバネバのオクラの花。ハイビスカスやムクゲによく似ている。ちょっと収穫を忘れていると牛の角ほどに成長するオクラ。花はこんな清楚な感じだ。ネバネバと云えば、きのう7月10日は納豆の日だった。



持病の心臓病で血液の抗凝固剤(血液を固まらないようにする薬)を10年くらい前から服用し始めた。死ぬまで続けなければならないそうだ。薬の効き目をなくするから、納豆、青汁はご法度と宣告された。大好きな、というよりおかずがなくてもご飯が食べられる納豆が、死ぬまで食べられないかと宣告された時のショックは相当なものだった。


最近、新薬が開発され先月末より納豆、青汁も解禁となった。おかげで、”失われた10年”を取り戻すかのごとく、ほとんど毎日のように納豆を食べている。


そもそも納豆、学生生活を送るのに上京して初めて食べた。貧乏学生にはおかずがいらずでありがたい食べ物だった。子どもの頃の友人と話しても異口同音に子供の頃納豆なんて知らなかった。甘納豆ならよく食べた。水戸の納豆は有名だから、関東から南東北で主として食習慣があったのだろう。


何はともあれ、忘れかけていた”失われた10年”を思い出させてくれたきのうの納豆の日だ。