大相撲現象


1番電車が来るまでにはまだ30分はある午前5時に三好が丘駅前に車を置いて、きょうのウォーキングは駅の北西方向、三好カントリーの半島状に突き出た南端まで丘陵地の谷あいの水田地帯へ遠征。目的は蓮田に咲くハスの花の写真を撮ることだ。まだ蕾のままのものの数が多く、少々時期が早かったようだ。


タイミングがよかったのは、ちょうど日の出の時間に居合わせることができたことだ。朝日が昇って来て、背丈の高い花から順番に光輝いて行く光景はまるで自分が極楽浄土にやってきたと錯覚するほどの様だ。



きのうの大相撲名古屋場所5日目、稀勢の里が2敗目を喫した。これで、平成18年の栃東以来途絶えている日本人力士の優勝も、若乃花以来15年以上も途絶えている日本人の横綱昇進も水の泡と消えた。いつになったら「大相撲現象」を打破できるだろうか?


日本の国技大相撲が、外国人に乗っ取られて大和魂の面目丸つぶれとみるか?それとも規制緩和して外国人の新規参入を認めた結果、グローバル化して結構なことだとみるか?議論の分かれるところだろう。


英国では、ウィンブルドンテニス大会に世界中から名選手が集まるようになって、地元の選手がさっぱり勝てなくなったことになぞらえて「ウィンブルドン現象」という経済用語まで生まれた。今年のウィンブルドンで77年ぶりに英国人のマリー選手が優勝を果たし、死語になるかもしれないと新聞各紙は伝えている。


「大相撲現象」が死語になるのを極楽浄土で見届けよう。