デトロイトの財政破たん


ウチのまわりでセミの鳴き声を初めて聞いた。きのうは土用丑の日、きょうは「大暑」。セミの声、土用丑、大暑とこれで、盛夏の役者が全部そろった。先週の土曜日からは学校も夏休みで盛夏に花を添えている。


この時季の真昼、太陽の照りつける青田の暑さは耐え難いものがある。とは云っても日の出と同時のウォーキングで通りかかる青田では稲の葉を揺らして吹き渡る涼しい風と水路を流れるせせらぎがまさに生き返る心地にさせてくれる。

                                   

けさのラジオ深夜便、きょう7月23日の誕生日の花はハスと伝えていた。丘陵地の農家の庭先にある水槽の中で今年もハスの花が咲いている。蓮田に咲いている花とは違って、目と鼻の距離で眺めるから神聖さが直に伝わってくる感じだ。



デトロイト市財政破たん」先週、こんなニュースが豊田をはじめとする西三河トヨタ城下町に少なからぬ衝撃が走った。自動車大手3社(ビッグスリー)に支えられて繁栄をほしいままにして来たモーターシティーが桁違いの財政破たんに陥った。基幹産業の衰退と人口流出が原因。         


1950年に185万人あった人口は今は半分以下。市街地のインフラは傷みが激しく行政サービスが低下しているという。救急車は全米平均5分のところ同市では58分とか。50年以上にわたって姉妹都市提携して来て高校生の交換留学を毎年交互に行っている豊田市ではあす24日にデトロイトから8人がやってくるという。デトロイト市では来年以降の事業継続には前向きだという。


わがみよし市トヨタの工場が2つと関連企業が多数ある。東洋経済の全国790都市「住みよさランキング2013」によるとみよし市は総合評価7位。(安心度106位、利便度188位、快適度59位、富裕度1位、住居水準充実度559位)愛知県でトップ10に入っているのは6位に長久手市。1位は千葉県印西市


日本は自治体に米国ほど自己責任を問われるということが強くないから大丈夫だろうと思うが、夕張市の例だってある。こんなことを心配したって、われわれにできることには限界がある。何でもお上任せにしないで、市政に関心を持ってモノの云える市民になるということぐらいかな?