「ダメージコントロール」


日の出の時刻が6時過ぎになった。ウォーキングのスタトー時間も連日6時半頃だ。久しぶりに東名高速沿いの丘に足をのばした。畑の中にフジバカマが群生している。その背後には藁の山積み。まさに、秋の田園風景だ。と悦に入ってカメラをむけているとカミさんいわく。


自生のフジバカマは環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されているほどのもの。こんなにたくさん生えているわけがない。よく似たヒヨドリソウとの雑種とか園芸種のフジバカマじゃないの。「鰯の頭も信心から」だね。


彼女、更に付け加えた。間違っても、ブログにアップするときには「自生のフジバカマ」などと書かないでね。世間様には「鰯の頭も信心から」での「誤表示」は通用しないからね。結局は後になって「偽装と云われても仕方ない」と謝罪して人生棒に振ることになるなら最初から自生のものでないと云っておいた方がいいよ。


[
ことほどさように「ダメージコントロール」のカミ様からの指南を受けたクマさんは問題点を知らなかったとダンマリを決め込むことはよくない。世間様に欺かれることはあっても、欺くことはお天道さまに誓ってしてはならない。との思いに至った。


窮地にあって、そんな世間の常識を失わないことがそれほど難儀なことだろうか。年間の報酬が1億以上もあるとそうなるのかなぁ〜。ささやかな年金で清く正しく美しく、名もなく貧しく生きていてよかった。