日本のマチュピチュ


晴れの特異日文化の日の夕方から降り出した雨も4日朝にはやんで、長女夫婦と4人連れで信州蓼科へ1泊ドライブ旅行。行きがけに飯田ICでおりて、”知る人ぞ知る人情と癒しの谷、遠山郷”へ。そして、その遠山郷を代表する絶景「下栗の里」と「しらびそ高原」を訪ねた。


先日の伊勢でのオスカー会のメンバー、セレブのHさんは4日からマチュピチュに行くと云っていた。ヒマはあってもカネと体力のないクマさんは、それならと日本のマチュピチュ「下栗の里」を目指した。


南アルプスから伸びる尾根に拓かれた高原の地で標高800〜1100m、最大傾斜38度の傾斜面に耕地や家屋が点在する。この写真を撮ったビュースポットまで行くには山道を歩くこと20分。なるほど、これで本物のマチュピチュに行った気分になっておこう。エラい地理学者はオーストリアチロル地方の景観の美しさ、自然と暮らしの調和が似ている所から「日本のチロル」と命名したそうだ。


この下栗の里の上から下まで散策したかったが、時間の関係で車で通るだけになった。車同士すれ違うに一苦労。軒先に置かれた民具、路傍の石仏など日本の原風景が息づいている感じだ。



下栗の里としらびそ高原の間が南アルプスエコーライン。今月下旬から4月中旬まで通行止めになるような道路だ。狭い道路ですれ違いには難儀する。標高1900mの場所にしらびそ高原がある。その中心にあるハイランドしらびそ。冬季休業の宿泊施設。しらびそ高原の知名度からいって、こんなデカい建物で経営は大丈夫かなと心配になる。


しらびそ高原展望台からは3000m級の聖岳を初めとする南アルプスの山々が手の届くような距離に眺められる。明るいうちに蓼科のホテルに着くようにと、駆け足で回って遠山郷を後にした。