高原の紅葉・黄葉

立冬」と聞くと木枯しが吹いて電線がうなりをあげる光景をイメージするが、きょう7日の立冬はそんな冬のイメージとは程遠い感じだ。早朝に雨もあがり、寒さを感じることなくグラウンドゴルフも予定通りできた。

● 高原の紅葉

3連休の最終日の夜とあって高原の木立の中にあるホテルはひっそりとしている。木立の中からキツネの出迎え。翌日出発の時にはシカの見送り。別世界に来た感じだ。ホテルから蓼科湖一帯は例年より1週間遅れで今が紅葉の見ごろとのことだ。


紅葉の4条件。1.昼夜の温度差 2.きれいな空気 3.日光の量 4.湿度。高原の湖畔はこの条件を満たすのに最適な場所だ。三好あたりで見る紅葉とはモノが違う。あの赤、何と表現したらいいか、言葉の持ち合わせがない。



● JR最高地点駅

よくクイズなんかで出てくる、日本一高い所にあって宇宙に一番近い駅。JR小海線野辺山駅標高1345m。いっぺん行ってみたかった。念願かなった。山梨県の北杜(ほくと)市から佐久甲州街道を北上、清里を過ぎて八ヶ岳の麓の野辺山高原の真ん中にハイカラな駅舎が建っている。


もっと山深い所かと思っていたら、何とだだっ広い高原の中だ。1日10往復だけの運行だ。この駅から3kmほど南に「JR鉄道最高地点1375m」と刻んだ木製の碑が建っている。この最高地点も野辺山駅でもJRと断り書きがしてあるので、JR以外でもっと高い駅があるのかと疑問がわく。ネット検索。黒部の立山トンネルトロリーバスの室堂駅が標高2450mらしい。


● メルヘン街道

この道は、麦草峠(2,127m)を越えて、茅野市から蓼科高原を通って佐久市方面を結ぶおよそ全長38kmの湖や森林の中を縫うように走る詩情豊かな道路。ドイツにあるメルヘン街道に因んで付けられた名前。


この街道の魅力は、例年9月下旬から今頃までの長期に渡って、変化に富んだ紅葉が楽しめる。特に白樺林や落葉松樹林帯が多いので黄葉が見事。