田原総一郎講演会


このところ毎日今季の最低気温を更新しているのではないかと思える日々だ。けさは、0度台だったようだ。それでも、日中は穏やかな過ごしやすい日になった。ウォーキングコースにあるお宅で皇帝ダリアが咲いた。丈がゆうに3mはある。大輪の花が茎の頂上に咲いている。この時季、澄んだ空にそびえて立つ姿は圧巻だ。


この家のご主人、「近所の農家から苗をもらって植えたが、霜に弱いから気温が3度以下になったら家の中に入れるようにと云われた。こんなに大きくなって家の中に入れるわけにもいかん。成り行きに任せるより仕方ない。」もうやがて霜の季節だ。皇帝ダリア、今が華だ。



昨夜名古屋で評論家田原総一郎氏の講演会があった。テーマは「時代を読む」。一緒に行ったご近所さんと、彼はまず小泉さんの脱原発発言について触れるだろうと話していたら案の定開口一番これだった。


「政治が原発ゼロの方針を出せば、必ず知恵のある者が良い案をつくる」「自民党がこれを出せば、野党もみな賛成」。原発ゼロが、国民生活や経済に与える悪影響を一切考慮しないという姿勢は、無責任にもみえる。しかし、自民党をぶっ壊すと云って郵政民営化をやってのけた男であり、長い間政権の中枢を担ってきた男の発言だけに影響力は大きい。


小泉さん独特の感性において原発は出口政策を考えずに推進するものであってはならない、という正義感に拠るものなのだろうと推察される。我が国の将来んとってどれだけプラスかは疑問。