男と生まれたからには・・・・


♪ "うす紅の秋桜が…"で始まり”小春日和の穏やかな日は あなたの優しさががしみてくる"と続く山口百恵歌う「秋桜」がつい口ずさみそうになるほどの小春日和になった。切干大根用の大根を栽培している広大な大根畑の土手に春を告げる花、クロッカスがもう咲いているのではないか。この3,4日の冷え込みから急に穏やかな日和になって、慌て者がフライングしたかもしれない。


今年の夏、三好丘ではヒマワり畑がほとんど目につかなかった。だが、セイダカアワダチソウの黄色ばかりが目立つ原野で、この時季になってヒマワリが目立つようになった所がウォーキングコースにある。夏の季語であるヒマワリがこの時季盛況だ。畑に近づいてみると、時季外れだけに歯を食いしばり、髪を振りかざして頑張っているようにもみえる。


立冬から数えて10日、春を告げるクロッカスが咲き、夏の季語であるヒマワりがまだ頑張っている。自然界もボーダーレスが進んでいる。


男と生まれて一度はやってみたいのが、連合艦隊の司令官、オーケストラの指揮者、そしてプロ野球の監督であるという人がいる。三者の共通点は、1.色々な要素を組み合わせて結果を出すこと、2.結果が明白であること、3.成功したあかつきには英雄が誕生することである。


中日のゼネラルマネージャー(GM)に就任した落合元監督。彼のオレ流契約更改を新聞で見て、前述のプロ野球監督にGMも含むと追記したくなる。ドラゴンズが12年ぶりのBクラス転落、観客動員数の減少があったものの、あれだけバッタバッタと減俸して行く報道に接すると球団にとって落合GMは黄門様の印籠のような存在だろう。


百円玉ひとつ、ふたつの攻防で徹夜までして団体交渉をしてきた身には何とも羨ましい。そんなことを云うと、黄門様からお叱りを受けそうだ。「頭が高い。分をわきまえよ。おぬしには、前述の三者になれる才能がなかったからサラリーマンになったのだろう。身の丈にあった身の処し方をするのじゃ。そんなことも、わからぬのか」