岩屋堂公園&秘密保護法案

朝8時からのウォーキング。田畑は霜で真っ白、車のフロントガラスは凍りついている。0度台の朝だとラジオで云っていた。11月もあすで終わり、もう師走。こんな寒さがやって来ても不思議なことはないが、体が馴れるまでは老体にはこたえる。


多治見に野暮用があって、行く道すがら瀬戸の岩屋堂公園に立ち寄ってみた。近頃紅葉のライトアップでテレビでも取り上げられ一躍脚光を浴びるようになったからだ。子供のころ、学校にプールがなかった時分だ。ここの天然プールに臨時の国鉄バスに乗って来たことがある。


社会人になってから、どんな会合だったか記憶がないが、ここにある料理屋に来たことがある程度で三河に居を構えて30数年数えきれないほど、ここの脇を通って多治見を往復した。一度も寄り道をしたことがなく、きょうが初めてのことだ。駐車場は7〜8割ほどが尾張小牧ナンバーで観光地としてはマイナーの域を出ない。と、きめつけていたら大阪ナンバーの観光バスが3台も入って来たのではないか。これは、驚き。


静かな渓谷の中を流れる鳥原川沿いに架かる鮮やかな紅葉のアーチを眺めながら、ゆっくりと散策を楽しむことができる。紅葉も黄葉もピークを過ぎたこともあって、ハラハラと川に舞い落ちる様が風情を醸し出している。半世紀以上の歴史のある公園だから大木が多く、スケールの大きさを感じさせる。


両側に山がある渓谷だから平地にある木々と違い、日照時間が少ないからだと思うが紅葉の鮮やかさに欠けているのではないかと思う。素人カメラマンにとって、狭い渓谷に大木で、1本の木に日の当たる部分と日陰の部分があって非常に撮影し辛い。手書きの看板や古ぼけた看板、雑然とした佇まいがいかにもマイナーな観光地の雰囲気を醸し出している。ライトアップすることによりそうした雰囲気が隠れていいのではないかという印象を持った。


身内だとか地元というと、とかく過小評価しがちだ。長所より短所の方につい目が向いてしまうからだろう。準地元ともいえる岩屋堂公園、来年のライトアップには行ってみよう。と思える価値がある。



特定秘密保護法案、衆議院を通過した。どうもよくわからない。新聞の論調をみても片や多数派と称する方は「憲法基本的人権と平和主義を脅かす法案」。一方では「国家機密を守る当たり前の法律のせいで、日本が再び戦争をする国になってしまう。そんな主張を真に受ける国民が本当に多数派なのか」


「そんな両極端でなく、中間的な主張はないものか?」 直接、日常生活に関わってくることが少ないから、ほんとの多数派はこれが、本音でないか。