駅前駐輪場


穏やかな過ごしやすい日が続いた週末。7日の土曜日は二十四節気の「大雪」、雪国ではそろそろ大雪が降る頃だろう。ここ三好丘の丘陵地でも冬の風物詩「切干大根」づくりがはじまった。肌をさすような寒風が吹かないと雰囲気が出ない。それほど穏やかな天気だ。ただ、真っ青な空と真っ白な切干大根は、目に痛いほどだ。


切干大根の干場のすぐ近くの耕作放棄地の片隅に一本だけ四季桜が2週間以上も前から咲いている。青空に映えて美しい。




先週の火曜、三好ヶ丘駅で自転車盗難防止啓発キャンペーンとして自転車利用者にワイヤーロック錠を配布する作業に携わった。市の防災安全課から自主防犯クラブへ動員がかかったので、夕方の1時間30人ほどで300個配った。ただ、云われるまま配るだけでは子供の使いみたいであまりにも能がない。そこで、次の日に実態を調べてみて色々なことがわかった。


● 三好ヶ丘駅の1日の乗降者は7千人。駐輪場(無料)収容台数は750台。自転車利用者は1000人で250台が駅前広場にあふれ出ている。

● 駅での自転車盗難台数は今年1〜10月で44台。1週間に1台の割合で盗難。届出のあるものでこれだけ。

● 広場にあふれ出した自転車の中から100台無作為抽出して調査。錠無装備車 なし、錠1個装備車91台、錠2個装備車9台



今や、カギかけは当たり前。ワンロックでなくツーロックの時代になった。ツーロックを普及させるためにワイヤーロック錠を配布する意味がわかった。                                             


しかし、行政当局としてそれ以前にすることがあるのではないだろうか?駐輪場からあふれ出た自転車が広場に無秩序に放置されているということは、無秩序な環境が犯罪の引き金になると云う「窓割れ理論」そのものだ。そして、罪の意識もなく自転車が盗まれていると云うことが少年の悪の道へ入るきっかけになっている。この問題を先に手をつけるべきではないだろうか。