猪瀬さんの浮沈のサマ


午前中は晴れたり曇ったり、午後は厚い雲に覆われた冬空に。陽射しのないうすら寒い日になると、冬籠り族が増えて麻雀も盛況だ。きょうは辞退してウチで冬籠りだ。


垣根の山茶花もまだ咲きそろわない今から、庭にエサ台を出しても鳥も集まって来ないと思いつつもやってみた。案の定集まるのは雀ばかりだ。




毎日のウォーキングコースに数々の柿畑がある。その畑を大別すると、出荷するためのものと税金対策のアリバイ作りのものと二種ある。後者の方は荒れ放題だ。そんな畑の柿の木にツルウメモドキのつるがからまりながら上に伸び、柿の木全体を覆ってしまっている。


花は5月頃開花し、実は秋に淡黄色に熟し、3つに裂開し、赤い種皮に被われた種が現れる。これが美しいので生け花や装飾用に使われる。種は鳥に食べられて散布される。鳥たちも、「いくら」のように赤い美味しそうな種がこんなにもあるから、まだまだウチのエサ台まで来る必要がなさそうだ。



将棋で相手の王将を、盤の隅に追い込んで詰めることを「雪隠づめ」というが、このところ連日テレビで流れている都議会総務委員会の様子での猪瀬さんの表情、滝のように流れ出る汗はまさにそのものだ。自ら投了するか、それとも投了勧告をされて退くか、そんなところまで来ている。素人目で見てもそんな感じがする。


去年の今頃、都知事選で圧勝した時のあの得意満面。9月の東京五輪招致のときのプレゼンテーションでの身振り手振りを交えてのあのアクション。猪瀬さんの浮沈をありのままに見せてくれるのはデジタル化、大型化されたテレビだ。昔のアナログ白黒テレビだったら、あの流れ出る汗までは一般視聴者に見えなかっただろう。