日の丸


氷点下の朝、青空で春の日射し、冬の寒風。典型的な春先の天候がこのところ続く。きょうもそんな一日。庭の花壇も春の日差しを受けて春の装いだ。


きのうは建国記念の日。体育の日や成人の日のようにハッピーマンデーにするために日付が毎年変わる”どうでもいい”祝日とは違って2月11日と日付を固定されたことはけっこうなことだ。戦前の2月11日の紀元節から紆余曲折があって「建国記念日」ではなく、建国されたという事実そのものを記念する日として「建国記念の日」がある。と先日新聞に出ていた。日の丸や軍備が絡むと奥歯にモノが挟まったような表現でややこしい。



日の丸といえば、ウチでは昭和53年に豊田に家を建てたときからみよしに越すまで祭日に国旗を出していた。昭和末期には国旗を出している家は時々見かけた。平成7年にみよしに来てからは思想的なレッテルを貼られてはと云う思いからやめた。うしろめたさを感じながら家に国旗を掲出する国が他にあるだろうか?


これも新聞に出ていたが、G8で過去100年間で国旗が変わらなかったのは、日・英・仏の3ヶ国だけらしい。ところが、英国では9月にスコットランドで独立の是非を問う住民投票が行われ、独立したとなればユニオンジャックからスコットランドが抜けた国旗に変わることになる。「日の丸」はどうだろう。明治維新でも敗戦でも変わることがなかった。


100年も国旗が変わらなかったのは奇跡と云ってもいいくらいだ。2月11日「建国記念の日」に誰に憚ることなくソチの空に堂々と「日の丸」を掲げて欲しかった。