言い訳はみっともない


日差しに温もりを感じる穏やかな日が続く。過ごしやすい日もきょうまでで明日からは下り坂のようだ。丘陵地の稜線上にある耕作地はまだまだ冬の装いで農作物もなく赤茶けた土がむきだしで、はるか彼方まで続いている。そんな中、中国からの爆弾PM2.5のせいかいつもより鈍い日差しながら明るい黄色の菜の花がパァ〜っと光り輝いてここだけは春の装いだ。


週2から3回麻雀の機会がある。決められた時間に遅刻するのは皆無と云っていい。当たり前だ。メンバーはサンデー毎日ばかりだ。リタイヤーしたとはいえ、月に2回や3回は会合がある。時間に遅れた者が道路が渋滞していたとか、先客との話がが長引いたとか、他人のせいにして言い訳をする人がよくいる。これほどみっともないことはない。


現役時代、重要な会議に遅刻をした。会議室に入って「電車が遅れましたので・・・・」と言い訳をしたら、「こんな重要な会議には1本か2本前の電車で来るのが当たり前でないか! 言い訳なんかいらん。」と叱られたことを思い出した。ベストは遅刻をしないよう万全の措置をとること。ベターは遅刻は、遅刻で事実。起きてしまった事は仕方ない。自分の責任を認める。わかってはいるが、なかなかできないんだなぁ。これが。 


民主党政権時代、国会の委員会で大臣が3人遅刻してひとり、ひとり陳謝していたことがあった。3人は言い訳は一切しなかった。大臣はこれで波紋の広がるのを食い止めた。遅刻は褒められたことではないが、言い訳をしなかったことで、なんとかおさまりがついたといえよう。 それに引き換え、自分はどうだ。若かった。やり直しがきいたからまだよかった。