知っているようで、知らないブラジル


一度4月中旬の暖かさを感じた身には、寒の戻りの冷たさが身にしみる。きのうの宵の口での名古屋での飲み会に早めに出かけて熱田さんにお参りした。3年ぶりだ。日の落ちかかった熱田の森は平日とあってひっそり閑としている。人波をかき分けてお参りするお伊勢さんより荘厳さを感じると同時に寒さも身にしみた。



生涯学習講座の国際理解講座はブラジル。今年のW杯サッカー、2年後の五輪と何かと話題になることの多いこの国が取り上げられたことはタイムリーだ。講師は夫の転勤でブラジルに渡り、現地の大学でポルトガル語を習得して翻訳や駐在サポーターとして活動中の井上直美先生。2回の講座のきょうは1回目。


同国では今カーニバルの真っ最中。ネットライブでカーニバルの様子を見物することから講義ははじまった。カーニバルには同国民のほとんどが参加するように思われがちだが決してそうではない。カーニバルに参加するにも見物するにもカネがかかる。期間中は休暇となるので地域から脱出する人の方が多い。


ブラジル へぇ〜
● 国旗の緑は森林を表す。黄は鉱物資源を表す。青は共和制移行日の天空の様子を表す。26州が星で散りばめられている。真ん中の帯には「秩序と進歩」と書かれている。


● ブラジルの国土面積は日本の22.5倍。人口は1億9800万。欧州系白人 48% 混血 43%


● 1908年に始まった日本からの移民、1950年代までに25万人。現在5世、6世になって150万人の日本人社会となっている。 1950年代以降は企業進出で現在の在留邦人6万人、。 一方、在日ブラジル人は23万人。


クマの目
およそ100年の間に移民を送り出し、受け入れが両国で逆転した。人口の減少で国力の低下が避けられない日本は移民の受け入れに踏み切る時期に来ていると思う。実績のあるブラジル人を人材の需給の調整弁的な活用だけでなく本格的な活用に門戸を開くべきではないだろうか。専門家でないからよくわからないが、外国人には閉鎖的な色々な制度があると思う。